2006年11月29日

5.Cピッコロをご希望のみなさまへ

Cピッコロの魅力はなんといってもハ長調でドレミが吹けることでしょう。

柔らかい音色も音域も日本の横笛族と近いので違和感無く親しめます。
大きさも日本人女性の手に扱いやすいです。
しかし本サイトの販売コーナーには掲載していません。
訳は、コンサートフルート経験者には大変扱いにくいからです。
私も吹きこなす事が出来ません。
詳しくは[しりたい?]のコーナーで説明していますが、指使いがひとつずつずれるというのはなかなかやっかいです。
リコーダー・ティンホイッスルに慣れた方々も同様です。
そうした楽器に縁がない方には問題ないのですから申し訳ないのですが、
「フルートと指使いが違う」という理由でご返品された例が重なりましたので、
ご理解が得られているかの確認のため、お取り寄せという形にさせていただいております。
実際には定番の柄は、なるべく1本以上在庫するよう努力していますので、
Cピッコロをご希望の方はまずメールにてお問い合わせ下さいませ。

在庫数についてのお問い合わせはメールのみにて受け付けております。
BBSではお答えいたしません。
以前BBSで「**は**本在庫しています」とお答えしてしまい、ご覧になった方々から在庫数を上回るご注文を頂いたことがありました。
またBBSでは本名が使えませんのでお問い合わせ下さった方とは別の方がご注文されても判別できません。
在庫数が1本だった場合、問い合わせて下さったご本人にお届けできないことにもなりかねません。 どうぞご理解くださいませ。

2005/10/30(Sun)記 2006/11/29補足


2006年11月27日

4.Dフルートをご希望のみなさまへ

柔らかく暖かい音色が魅力のDフルートは、吹きこなせば最も表現力のある楽器ではないかと思います。

コンサートフルートと音域や運指が近いこともあり根強い人気があります。
が、当サイトの定番からははずしています。
訳はまず私が吹きこなせないこと。
演奏者として情報を発信している以上、演奏についてアドバイス出来ない楽器を安易に扱う気持ちにはなれないのです。

そしてもう一つの訳が、吹きこなせない人の方が圧倒的に多いことです。
身の回りの方々に試して頂いた範囲では、指が届かず穴がふさげない例が殆どでした。
幼少時から楽器を学ぶなどして手指が柔らかい方は別ですが、
特に何も訓練していない日本人の体格には大きすぎるというのが私の意見です。
ですから簡単に注文できるコーナーに掲載するべきではなく、納得していただいてから購入していただきたいと思うのです。
ご参考にDフルートの大きさを実感していただく実験を考えました。

・20cm以上の定規を用意します。


・上の写真を参照して定規を持ってください。
・それぞれの指先の中心で以下の位置を押さえます。
左手:人差し指=0cm/中指=3.5cm/薬指=7.25cm
右手:人差し指=13cm/中指=15.5cm/薬指=20cm
いかがでしょう。なお、歌口から左手の人差し指までは25cmです。

右手の薬指の代わりに小指を使う方法もありますが、
コンサートフルートの運指とは大きく違ってしまいますので、慣れにくい方もいらっしゃる様です。
ただ、私は最初G・Dフルートは全く吹けませんでしたがDピッコロが吹きこなせるようになった頃からGが吹けるようになりました。
そしてGが吹きこなせるようになった今ではDも少しは演奏できます。
体格と柔軟性だけでなく慣れやコツといった要素も大きいのは確かなようです。

2005/05/17(Tue)記


3.合奏を楽しみたいみなさまへ

「音の高さがピアノと合いません」というご報告もよくいただきます。

クリスタルフルートの基本ピッチはA=440です。
今の日本ではA=442あたりに調律されているピアノが多いので、少し低めになるのは仕方が無いということになります。
が、暴論ですが、2ヘルツの差が気持ち悪く感じるほど耳の良い方というのはそれほどいらっしゃらないのでは無いでしょうか。
合わないとおっしゃる方々は、おそらく440よりもっと低いピッチで吹いておられるのではと想像します。
クリスタルは横笛としては大変細い部類です。
そのため歌口が唇で隠れやすく、音が暗め低めになりがちです。
楽器はアゴで支えるのではなく、唇の上、息の出る穴のすぐ下あたりに乗せて下さい。
歌口を内側へ向けないように気を付けます。
明るくて透明感のある音めざして研究を重ねましょう。

2005/05/04(Wed) 記